4/1から審査なしの「機能性表示食品」制度開始
体にどのように良い食品なのかを、国の審査なしに企業や生産者の責任で表示できる「機能性表示食品」制度が4月1日、始まった。消費者庁によると、この日、複数の届け出があった。健康志向の高まりを受け、機能性食品の需要拡大を見込む生産者や企業は「新たな商機到来」と意気込みをみせている。
機能性表示食品制度は、政府が成長戦略の一環として導入を決めた。野菜や果物など生鮮食品を含む食品全般が対象となる。販売の60日前までに効果について、科学的根拠を示した論文などを添えて届け出れば、効果を表示できる。ただ、病気の予防や治療などの医学的な表現はできない。実際に店頭に出回るのは6月以降になるとみられる。