大商会頭が都構想討論会を提案 今のやり方に疑問

大商会頭が都構想討論会を提案  今のやり方に疑問

大阪商工会議所の佐藤茂雄(しげたか)会頭は4月17日、大阪市を廃止して5つの特別区を設置する「大阪都構想」について、推進派、反対派の双方が出席した公開討論会を開催すべきだとの考え方を改めて示した。市民や企業にどんなメリットがあるか釈然としない。制度論より、ビジョンや政策を聞いてみたい–と話した。都構想の賛否について、佐藤会頭は「大阪府・市の統合は昔から経済界も主張しており、組織改革という点では賛成だが、今のやり方では成功するかどうかは疑問だ」と述べ、職員の意識改革や目指すべき都市像の提示などが必要だと指摘した。