ハラル対応のすし酢を国内販売 タマノイ酢
タマノイ酢(堺市)は4月28日、ハラル対応のすし酢を5月下旬から日本国内で発売すると発表した。「ハラル認証」取得済みのタイの委託工場で商品を生産、シンガポール法人を通じて日本へ輸出、販売する。
和食人気に加え、2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、留学生を含む日本在住者および観光で訪れるイスラム教徒に需要があると見込んでいる。
今回タマノイ酢が販売するのは、容量4.5㍑のポリタンク入りで業務用が主力。食品業界ではケンコーマヨネーズ、キューピーなどがインドネシア工場で生産したハラル対応マヨネーズを日本国内で販売している。
日本国内のムスリム(イスラム教徒)人口は約20万人。ムスリムの多い東南アジアからの訪日観光客は年々増加し、ハラル対応商品の需要が高まっている。