お茶で「おもてなし」ミラノ万博・日本館
イタリア・ミラノ国際博覧会(万博)の日本館が5月1日開館し、多数の来館者でにぎわった。日本は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された和食を世界に売り込む絶好の世界と捉え、発酵食品や一汁三菜などの食文化を、農林水産業の技術を紹介し、「おもてなし」の精神をアピールする。開館式典では日本の梅本和義駐イタリアや茶道裏千家(京都市)千宗室家元らがテープカット。日本館特別大使のハローキティが来館者を出迎えた。
日本館は参加国最大規模の敷地面積約4170平方㍍。館内では展示に触れながら、産地から食卓までの「食をめぐる旅」を体感できる。食卓をイメージした映像シアターでは「いただきます」「ごちそうさま」という、自然の恵みに感謝する日本人の心を伝える。多彩なメニューが並ぶレストランには長い行列ができた。