野菜 5月後半は平年並みに 農水省が卸価格見通し
農林水産省は5月1日、5月の野菜の卸価格の見通しを発表した。消費量の多い14品目についてで、5月前半は11品目が平年より2割以上高くなるが、5月後半は14品目すべてが平年並みに戻るとしている。月初は4月に日照不足だった影響が残るが、天候回復を受け、価格は落ち着くとみている。
ダイコン、キャベツ、ジャガイモ、タマネギなどは5月前半から生育が回復基調で推移し、後半には価格も平年並みになる見通し。ハクサイは東京・大田市場の卸価格(相対取引・中値)は現在、15㌔2000円前後と前年の同時期の3倍高となっているが。5月後半に出荷する分は生育が順調という。このため、出荷量・価格とも平年並みに回復する見込み。
キュウリやナスは5月前半も日照不足による生育遅れが続きそうだ、ただ、天候が順調に推移すれば、5月後半の出荷分には卸価格が平年並みに落ち着く見込みだ。