食料のムダ削減へ行動計画策定 G20農相会合

食料のムダ削減へ行動計画策定 G20農相会合

世界20カ国・地域(G20)農相会合は5月8日、生産から消費の過程でムダになる食料の削減に向けた努力を確認する共同声明を採択し、閉幕した。2050年の世界人口が90億人にまで増加するのを見据え、今後緊急の行動計画を策定、11月の首脳会合で決議する。
議長を務めたトルコのエケル農相は閉幕後の記者会見で「世界では8億人以上が飢餓に苦しむ一方、年間13億㌧もの食料がムダになっている」と警鐘を鳴らした。日本から出席した林芳正農相は「低温物流など食品の鮮度を保つために培った日本の技術が貢献できる」などと説明した。