海水温の上昇に強い鳴門ワカメ新品種開発 徳島県

海水温の上昇に強い鳴門ワカメ新品種開発 徳島県

徳島県は、海水温の上昇に強い鳴門ワカメの新品種を開発した。11月から県内漁業者が本格的に養殖を始める。このところ鳴門海域の海水温が上昇しており、県特産品であるワカメの収穫量が目減りしている。新品種導入で収穫量の安定を目指す。
新品種は鳴門ワカメの従来からの品種に、温暖な太平洋岸で育つ阿南市椿泊産天然ワカメを掛け合わせて開発した。比較的高い海水温でも育つため、従来品種より1カ月程度早く養殖を始められるのが特徴だという。成長が早く、食べられる葉の部分の重量が、従来品種より2~9割多い利点もある。