福井・マイセンファイン 玄米・大豆で海外市場開拓
玄米・大豆加工食品販売のマイセンファインフード(福井県鯖江市)は海外販売を本格化する。北米の展示会に出展し、ホテルや外食店向けの販路を開拓する。香港では現地の投資家が、マイセンファインフードの加工食品を扱う代理店を設立した。中国のほか東南アジアへの足掛かりにする。今秋には新工場を稼働させ供給体制を整える。
マイセンファインフードは、国内で大豆と玄米を原料にした疑似肉「まるっきりお肉」(日本ではヒレ肉に似せたフィレタイプが100㌘入りで454円)や、玄米パン(1斤700円)を販売している。
海外では菜食主義者が多いほか、欧米を中心に小麦に含まれるグルチンにアレルギー反応を示す「セリアック病」患者が増えているため、疑似肉や玄米パンの需要が見込めると判断した。