二ホンウナギ稚魚 養殖池への投入量同水準に

二ホンウナギ稚魚 養殖池への投入量同水準に

水産庁は6月4日、資源量の減少が指摘されている二ホンウナギに関し、今年11月から1年間の漁期に養殖池に投入できる稚魚の量を21.7㌧にすると発表した。札幌市で開いていたウナギの資源保護策に関する国際会合で決めた。
日本、中国、韓国、台湾の4カ国・地域は、次漁期は今期(昨年11月~今年10月)の上限と同水準にすることで一致した。日本は今期の上限が21.6㌧だったが、データを精査した結果、次期の上限は21.7㌧になるとしている。
4カ国地域は昨年9月、今期に養殖池へ投入できる稚魚の漁を、前期比2割削減することで合意している。