「余市」の出荷8月末まで「マッサン」人気で
アサヒビールは6月10日、傘下のニッカウヰスキーが製造するウイスキー「余市」の販売を8月末の出荷分で終えると明らかにした。国産ウイスキー人気で原酒が不足したため。
竹鶴政孝氏をモデルにしたNHK連続テレビ小説「マッサン」の影響で販売量が伸び、アサヒビールによると今年1~5月の売上高は前年同期比約2.8倍だった。ただブランド名は残し、9月以降に発売する新商品に使用する方針だ。
「余市」1989年にニッカウヰスキーが出した高級ウイスキー。ニッカの創業者、竹鶴氏がつくった余市蒸留所(北海道余市町)の原酒だけを使用するシングルモルトで、独特の香ばしさから愛好家が多い。