松阪牛 欧州へ初輸出 ミラノ万博来場者に提供
松阪牛が初めて欧州に輸出される。イタリアで開催中のミラノ国際博覧会(万博)で7月1~4日、三重県が出展するエリアへの来場者に提供する。ミラノ万博に足を運ぶ、食に関心の高い来場者に向けて松阪牛の魅力をPRし、訪日観光客の増加につなげたい考えだ。
輸出するのは、松阪牛の中でも兵庫県産の子牛を900日以上、長期肥育した「特産松阪牛」のロース肉約15㌔。松阪牛の販売で実績のある津市の精肉店「朝日屋」が輸出業務を担う。欧州連合(EU)の衛生管理制度に準拠した、群馬県の食肉処理施設で加工し、航空便で輸送する。