生シロザケ卸価格5~6割高 入荷量少なく

生シロザケ卸価格5~6割高  入荷量少なく

出回り始めた生シロザケの卸価格が高い。東京・築地市場では主力の約3㌔サイズで1㌔1700円前後が中心。これは前年同期比5~6割高の水準だ。入荷量が少ないうえ、6月11日、日本・ロシア両政府が漁獲割当量を縮小することで妥結したことも影響しているようだ。
都内の鮮魚店では100㌘300円前後と例年に比べ2割程度高い水準。シロザケは、産卵のため秋にかけて、生まれた川に戻るときが旬の「秋ザケ」が一般的だ。ただ、今の時期に脂を付けて戻る場合もあり。これは「トキシラズ」と呼ばれ、珍重される。