月別アーカイブ: 2015年6月

梅田スカイビル北側で泥んこ田植え 大淀小児童

梅田スカイビル北側で泥んこ田植え 大淀小児童

都会のど真ん中、大阪市北区大淀中の梅田スカイビル北側にある田んぼで6月15日、市立大淀小学校の児童61人が田植えを体験した。今後、草取りをし、秋には収穫もし、自分たちが育てたお米を味わう。
同ビルに本社のある積水ハウスが、同小学校の5年生を招いて2007年から毎年実施している。児童らは総合学習の時間に、お米の勉強をしてこの日に備えた。児童たちは、手足を泥だらけにしながら、教えられた通りに3000株の苗を植え付けた。秋には15~20㌔のお米が収穫できる見込み。

16年3月 関空~NY線が1年半ぶり復活 デルタ航空

16年3月 関空~NY線が1年半ぶり復活  デルタ航空

新関西国際空港は6月15日、デルタ航空が関西国際空港から成田を経由し、米ニューヨークを結ぶ路線を2016年3月28日から毎日運航すると発表した。経由便を含む関空~ニューヨーク線の定期便は1年半ぶりの復活。関西からのビジネス利用などを見込む。
関空~成田をボーイング757-200型で就航し、すでに運航している成田~ニューヨーク線につなげる。他社便から乗り換える場合と比べて接続が良く、待ち時間を短縮できる。デルタ航空は成田からニューヨークを含む米国の7都市へ直行便を運航しており、関空から各都市へのアクセスが便利になる。

大阪の味 アジアで勝負! 海外出店加速

大阪の味  アジアで勝負! 海外出店加速

大阪地場の外食チェーンが海外出店を加速する。お好み焼きの千房(大阪市)は今秋にもベトナム・ハノイとフィリピン・マニラに出店。串カツ「だるま」の一門会(同)もフィリピンに進出する。本場・大阪の味にこだわる。大阪ミナミの両社の主力店は連日、訪日客でにぎわう。和食ブームを背景に、海外でも知名度が高まっているため、成長力の見込める海外での事業拡大に乗り出す。
千房はベトナム、フィリピンでは、ミックス粉や半生のソースは本場の・大阪と同じものを使う。従業員の接客力を高めるため千房が研修も支援する。いずれも地元の中間層以上の来店を見込み、客単価はベトナムは2000~3000円程度、フィリピンは4000~5000円程度を想定する。
一門会は2014年5月のタイ・バンコクを皮きりに同12月には韓国・ソウルに串カツ店を2店出した。タイでは現地企業と共同出資会社を設立して運営し、韓国では現地企業にライセンスを供与する。海外店でも自家製の衣、ソース、油を使って「2度づけ禁止」のルールを徹底しているという。
9月にもフィリピンに進出する。現在、台湾やインドネシアなどから出店要請が来ており、条件が合えば出店するとしている。

橋下氏、安倍首相と都内で3時間会談、意見交換

橋下氏、安倍首相と都内で3時間会談 意見交換

維新の党、最高顧問の橋下徹大阪市長は6月14日夜、都内のホテルで安倍晋三首相と約3時間にわたり会談した。菅義偉官房長官、維新の党、顧問の松井一郎大阪府知事も同席した。住民投票で否決されたが、「大阪都構想」に一定の理解を示してきた首相らに謝意を伝え、維新の党が賛同する憲法改正や国会運営についても意見交換したとみられる。
橋下、松井両氏は会談に先立ち、維新の党の松野頼久代表、柿沢未途幹事長とも会談した。出席者によると、橋下氏は維新の党が与党と歩調を合わせる現在の国会運営について異論をはさまなかったという。

松阪牛 欧州へ初輸出 ミラノ万博来場者に提供

松阪牛  欧州へ初輸出  ミラノ万博来場者に提供

松阪牛が初めて欧州に輸出される。イタリアで開催中のミラノ国際博覧会(万博)で7月1~4日、三重県が出展するエリアへの来場者に提供する。ミラノ万博に足を運ぶ、食に関心の高い来場者に向けて松阪牛の魅力をPRし、訪日観光客の増加につなげたい考えだ。
輸出するのは、松阪牛の中でも兵庫県産の子牛を900日以上、長期肥育した「特産松阪牛」のロース肉約15㌔。松阪牛の販売で実績のある津市の精肉店「朝日屋」が輸出業務を担う。欧州連合(EU)の衛生管理制度に準拠した、群馬県の食肉処理施設で加工し、航空便で輸送する。

ハラル専用ライン新設し中東向け輸出 岡山県青果物

ハラル専用ライン新設し中東向け輸出 岡山県青果物

果物を使った菓子の加工・販売を手掛ける岡山県青果物販売(岡山市)は、中東に輸出を開始する。2016年に生産ラインを岡山県内に新設し、イスラム教徒の戒律に沿った「ハラル認証」を受ける。中東の富裕層にブドウなどのゼリーの新製品を開発し、販売する。
投資額は約3000万円。ハラル・ジャパン協会(東京都豊島区)などと協力しながら設置を進める。初年度に1000万円、輸出開始から3年後に3000万円の売り上げを目指す。
イスラム圏においても日本食への注目が高まっており、輸出が蔵している。日本産の果物の人気が高く、海外で需要を開拓する。

道頓堀商店会がギネス記録に挑戦 3000人で盆踊り

道頓堀商店会がギネス記録に挑戦  3000人で盆踊り

同時に盆踊りをした人数のギネス世界記録を更新しようと、大阪ミナミの道頓堀で8月16日、3000人が参加する盆踊りを道頓堀商店会が企画している。豪商・安井道頓による道頓堀開削400年という節目を祝うイベント。
現在の記録は2001年8月に栃木県茂木町で踊った1932人という。同商店会によると、今年で4回目の「道頓堀盆踊りインターナショナル」で挑戦する。2014年は約1000人が参加した。
ギネス記録に挑戦する今年の会場は、道頓堀橋から日本橋までの川沿い遊歩道約500㍍。細長い輪になり、歌手の嘉門達夫さんが歌う「道頓堀へいらっしゃい!音頭」に合わせて約5分間踊る。

品不足解消へバター増産 ホクレンと乳業各社

品不足解消へバター増産 ホクレンと乳業各社

ホクレン農業協同組合連合会(北海道)と明治、森永乳業などの乳業各社は、不足しているバターを増産する。生クリームに振り向ける原料の量を抑える方針を固めた。これまでスイーツ需要の拡大によって生クリームの生産が増え、バターが足りない一因になっていた。
今回の対応で2015年度のバターは前年度に比べ5%程度の増産となる見込みだ。ホクレンは原料の生乳の供給で最大手。北海道は全国の生クリーム生産の9割を占め、原料はホクレンがほぼ独占している。

観光庁 近畿「美の伝説」周遊4ルート認定

観光庁 近畿「美の伝説」周遊4ルート認定

観光庁が6月12日発表した外国人旅行客向けの7つの広域観光周遊ルートに、近畿では日本海沿岸や紀伊半島を巡る「美の伝説」4ルートが認定された。関西広域連合、関西経済連合会、関西地域振興財団が共同で申請していた案で、3団体を中心に今後1カ月で事業計画をつくる。京阪神に集中しがちな外国人客を近畿全体に分散させる狙いだ。
美の伝説は近畿6府県と福井、鳥取県にある5つの世界遺産と7つの絶景を周り、日本の美意識を知ってもらう旅を提案している。世界遺産は姫路城、紀伊山地の霊場と参詣道などがあり、絶景に天橋立、鳥取砂丘、神戸の夜景、三方五湖などを選んだ。
4ルートには天橋立、鳥取砂丘などを周る北地域周り(5泊6日)、紀伊山地の霊場、法隆寺周辺などを周る南地域周り(同)などを挙げた。

中国産ソバ卸価格3割高 今年も作付減少見込み

中国産ソバ卸価格3割高 今年も作付減少見込み

中国産ソバの国内価格が高止まりしている。製粉会社向けの卸価格は45㌔6500円が中心で、1年前と比べ3割高く、4年ぶりの高値圏にある。昨年の減少に続き、今年も作付面積が減少するとの観測が出ている。そば店の対応は分かれている。
中国産はソバの国内需要の6割を占める。2014年産はアワなどへの転作や天候不順で不作だった。これから種まきが本格化する15年産についても、作付面積の増加は期待できないとの見方が多い。原料高を受け今春以降、セルフ式そばチェーンでは値上げの動きも出ている。