15年1~6月輸入野菜・食肉が12~16%高
輸入野菜や果実、肉類の価格が一段と上昇している。2015年1~6月の輸入価格は前年同期比12~16%高い。円安の進行や日本の産地の天候不順による不作で、代替需要が増えたのが要因。ニンニクや牛バラ肉の上昇が目立つ。
貿易統計によると、全体の輸入価格(1~6月累計)は野菜が14.1%高、肉類が11.6%高だった。1~6月に円がドルに対し17.9%下落(月末平均)しており、為替変動分が円建て輸入価格に反映された格好だ。
中国産ニンニクの輸入価格は1㌔214円と前年同期比30.9%上昇した。日本産卸価格も産地での不作で1~6月にに前年同期比3割上がっている。米国産牛肉は1~6月バラ肉(冷蔵)の平均単価は25%高の772円。輸入量は7%減の2万9000㌧だった。