極洋 鹿児島県指宿市に新工場 地産ブランド育成
水産大手の極洋は鹿児島県指宿市に水産や農畜産品の加工工場を新設し、同市と連携して名産品作りに取り組む。水産加工品を地産ブランドとして飲食店などに売り込む。自治体は極洋の開発力、販路を生かして地域の魅力をアピールできる。
指宿市から誘致を受け、7月に現地子会社の指宿食品(指宿市)を設立した。建屋を地元の水産加工組合から借り受け、生産ラインを導入するなどして新工場に改修する。総投資額は約3億円。2016年春に稼働する予定。まず同社が得意とするカツオのたたきを生産し、「指宿ブランド」を冠して販売する。初年度はカツオのたたきを年間1000㌧生産し、8億円の売り上げを見込む。