<産業・社会の動き>
宇部興産 LIB向けセパレーターを17年に4割増産
宇部興産は9月15日、リチウムイオン二次電池(LIB)向けの主要4部材の一つであるセパレーター(絶縁材)の年産能力を2017年に現状比4割増の2億平方㍍に増やすと発表した。ハイブリッド車(HV)や電池自動車(EV)などに搭載する大容量LIBの需要増に対応する。
16年7月に宇部ケミカル工場(山口県宇部市)の既存設備を再構築して生産能力を増やし、17年6月に堺工場(大阪府堺市西区)で新規設備を設置する。20年をめどに生産能力を現状比倍増の3億平方㍍規模に段階的に増やす。