生育環境をスマホで確認 ソフトバンクと日立が農業支援
ソフトバンクグループと日立製作所は10月7日、農作物の生育環境をスマートフォン(スマホ)で簡単に確認できる農業支援サービス「e-カカシ」を10月14日に売り出すと発表した。センサーを内蔵した機器を田畑に設置するだけで、日射量などが分かり、経験の少ない農家でも品質が確保できる。IT(情報技術)に詳しくない農家でも簡単に使いこなせる手軽さが売りだ。
新サービスは温度や日射量、土壌水分などを計測するセンサーをつないだ専用機器を田畑に設置すると、クラウドに計測するデータが自動で集まり、農家はスマホでデータが見られるようになる。電源を入れるだけで使え、初期設定は要らない。専用機器は10分おきに計測する場合で、3年連続で稼働する。
価格は74万9600円(税別)、利用料が月額7980円(税別)から。2016年度までに累計500セット程度の販売を目指す。