ソフトバンクGが農業 IT使い野菜を効率生産
ソフトバンクグループは、IT(情報技術)を使用した農作物の生産を始める。生育状況を常時把握・分析し、最適な栽培方法で品質を高める。2016年春に北海道で始め、数年内に全国10カ所に広げる。
無農薬栽培など高付加価値品も手掛け、インターネット通販でアジアの富裕層を開拓する。環太平洋パートナーパートナーシップ協定(TTP)の大筋合意もあり、農業の競争力向上が課題となる中、ITを生かしたモデルをつくる。
まず北海道白老町の農家と組んで、2016年春までに農業生産法人を設立する。連携する農家が同町に保有する約13㌶の農地を活用する。トマトやアスパラガスのほか、キャベツなど葉物野菜を中心に20~30品目を栽培する。ハウス栽培と露地栽培の両方を手掛ける。