シャープに2000億円出資 産業革新機構が再建主導
官民ファンドの産業革新気候が1月11日、経営再建中のシャープに対し2000億円規模の出資を軸とする支援案をまとめたことが分かった。
みずほ銀行など主力取引行には債務を優先株などの資本に振り替える「債務の株式化」を中心に、計1500億円規模の金融支援を要請。国と革新気候がシャープの再建を主導する態勢を整える。
支援案では、革新機構がシャープ本体に出資したうえで、液晶事業を分社化。新会社の過半数を取得し、将来的には機構が約36%出資して筆頭株主となっている中小型液晶パネル国内最大手のジャパンディスプレイとの統合を目指す。