クロマグロの代替魚、養殖「スマ」の販売始まる
大阪・梅田の阪急百貨店で1月16日、クロマグロに代わる魚として期待されている養殖「スマ」が初めて販売され、用意された刺し身と寿司が10分ほどで売り切れた。同店には「中トロと大トロの間くらいのおいしさを期待」「ぜひ試食してみたい」などそれぞれの思いを秘め、滋賀県や堺市など近畿各地から、早くから顧客が詰めかけていた。
養殖で、脂がのって全身トロのようになるといわれる「スマ」は、刺し身や寿司のネタとして、人気が高いクロマグロに代わる魚として期待され、和歌山県や愛媛県などが販売に向け研究開発に取り組んできた。ただ、まだ出荷量が少なく、今後いかに増産していくかが課題だ。