15年ワイン輸入量 チリ産が王者フランス産上回り1位に
財務省の貿易統計によると、2015年のボトルワイン(スパークリングを除く)の輸入量のうち、チリ産は前年比18%増の5万1593㌔㍑となった。これに対しフランス産は前年比3%減の5万1519㌔㍑にとどまり、わずかにチリ産がフランス産を上回った。
チリ産が伸びたのは2007年に発効した日本とチリの経済連携協定(EPA)により、関税が段階的に引き下げられ、1000円以下の安い価格でも本格的な味わいが楽しめるようになり人気を集めているもの。
こうした状況を裏付けるように、チリ産ワイン輸入量はこの10年で6倍超に増え、2013年にイタリア産を抜いて2位に進出、長年の王者フランス産に迫っていた。