大阪企業家ミュージアムで珠玉の名言・座右の銘76点紹介
大阪商工会議所の大阪企業家ミュージアム(大阪市中央区)で、創立15周年特別展示「珠玉の名言」が開かれている。9月30日まで。
同展では、明治以降に大阪で起業や活躍した様々な起業家の高い志、勇気、チャレンジャー精神、覚悟などから発せられた名言や座右の銘76点をパネルで紹介している。
例えば、倉敷紡績・クラレの大原孫三郎(1880~1943年)は、新たな事業を始めるときは「10人のうち2、3人が賛成するときに始めなければいけない。1人も賛成がないというのでは早過ぎるが、10人のうち5人も賛成するようなときには、着手してもすでに手遅れだ」との指針を示している。
また、女性実業家の先駆けで、連続テレビ小説『あさが来た』のヒロインのモデルになった大同生命保険の広岡浅子は「現代が現実を重んずるだけに、夢を見る人が必要である。夢を見なければ指導者たることはできない」との言葉を遺している。