山崎豊子さんの文学忌「豊子忌」に決まる ズバリ直球で

山崎豊子さんの文学忌名「豊子忌」に決まる ズバリ直球で

大阪・船場に生まれ、2013年に88歳で亡くなった、『大地の子』『沈まぬ太陽』『白い巨塔』など骨太の社会派作品で知られた作家、山崎豊子さんの命日である9月29日が「豊子忌」に決まった。
山崎さんの甥で山崎豊子文化財団事務局長の山崎定樹さん(57)、秘書を務めた野上孝子さん(76)がこのほど記者会見し、経緯を説明した。作品名にちなんで「花簾(かれん)忌」や「華簾(かれん)忌」なども候補として挙げられ検討されたが、そのものズバリ”直球勝負”の方が覚えやすく、読者の理解も得やすい」として、豊子忌に決めたという。
文学忌は作家の命日をペンネームや代表作にちなんで文学的な業績をしのぶ日で、大阪出身の代表的作家、司馬遼太郎さんの「菜の花忌」などが知られている。