大阪府市衛生研施設を1カ所に集約 副首都推進本部会議

大阪府市衛生研施設を1カ所に集約 副首都推進本部会議

大阪府と大阪市が二重行政解消などに取り組む「副首都推進本部会議」が8月22日、大阪市内で開かれ、2017年4月の組織統合が決まっている府立公衆衛生研究所(公衛研、東成区)と市立環境科学研究所(環科研、天王寺区)について、施設を1カ所に集約する方針を決めた。会議終了後、松井一郎知事、吉村洋文市長が会見し発表した。
施設を整備する場所については、今後86億~113億円を投じて公衛研に隣接する「旧府立健康科学センタービル」を改修、増築する案のほか。107億~134億円かけて大阪湾の人工島、咲洲(さきしま)などの市有地や府有地に新設する案を軸に検討を進める方針だ。
新施設は東京都の地方衛生研究所「健康安全研究センター」並みの1万6,000~2万平方㍍の規模を想定している。