9月のコメ需給見通し横ばい DIの低下一服

9月のコメ需給見通し横ばい  DIの低下一服

米穀安定供給確保支援機構(東京都中央区)が10月9日発表した9月のコメの需給判断を示す指数(DI)は、3カ月先の見通しが前月に比べ横ばいの19だった。4カ月連続続いた低下が一服した。生育終盤の日照不足でコメの粒の成長が十分でなく、作況が悪化するとの観測が政府などから出ているのを反映したもようだ。

DIは流通業者や出荷団体へのアンケート調査を数値化し、ゼロに近づくほど需給が緩み、100に近づくほど締まることを示す。価格判断の見通しDIは、前月比4ポイント高の23で8カ月ぶりに前月を上回った。農林水産省が発表した2014年産米の9月15日時点の作況指数は101(平年100)の見込み。