ご飯のおいしさ保つなら「冷凍保存」がお薦め
大阪ガスと子会社のKRI(京都市下京区)は共同で、ご飯のおいしさが低下する老化の程度をX線回折で明確に定量評価する技術を開発した。炊飯後に、冷凍庫、冷蔵庫、室温で1日間保存し測定したところ、冷蔵庫保存の老化は室温保存の2倍以上進んだが、冷凍保存はほとんど老化しないことも分かった。
人による食味の官能試験とは異なる客観的な評価方法として、おいしいご飯の炊き方や老化の抑制ほかのでんぷん系食品への応用を図る。
ご飯の結晶構造であるでんぷんをX線で回折し、炊飯直後と保存日数後の結晶構造を数値として検出することで、老化の程度を調べた。