関空外国人客が邦人超え 国際線上期321万人と過去最多
新関西国際空港会社が10月20日発表した2014年4~9月期(上期)の運営概況(速報値)によると、関空国際線の外国人旅客数は約321万人(前年同期比31%増)となり、日本人旅客数(5%減の約317万人)を初めて上回った。格安航空会社(LCC)の増便や外国人客の誘致活動の成果が出て、アジアからの観光客が増えた。
1994年の関空開港以来、半期で外国人国際線旅客数が300万人を超えたのは初めて。これまでは13年度の下期の約251万人が最多だった。上海が拠点の中国のLCC、春秋航空の就航などで中国や韓国、台湾、香港からの観光客が伸びた。日本人旅客数は円安などの影響で、12年度下期から前年同期を下回っている。