米菓・味噌用コメの価格下落 夏場の日照不足で発生増

米菓・味噌用コメの価格下落  夏場の日照不足で発生増

米菓や味噌の原料に使うコメの値下がりが続いている。粒が小さく主食用に向かない”特定米穀”の取引価格は、2014年産が1㌔30円程度(無選別品)で前年同期の前年産の3分の1になった。夏場の日照不足でコメ粒の成長が不十分で、発生量が増えるとの見通しが強まった。特定米穀はコメの収穫量のうち2~3%発生し、年間20万㌧程度が流通する。農林水産省は、14年産は主食用として流通しない粒の小さいコメの発生比率が、例年と比べ高いと説明している。