中国産ウナギ前年の半値に下落 供給過剰と需要減で

中国産ウナギ前年の半値に下落  供給過剰と需要減で

中国産活ウナギが前年の半値に下落している。昨年冬から今年春にかけて養殖に使う稚魚(シラスウナギ)が豊漁だった半面、過去数年の高値でウナギの需要が減り、供給過剰になっているためだ。中国産の活ウナギは専門店向けが多く、流通漁の2~3割を占めるとみられる。現在の卸価格は1㌔当たり3000円弱。円安の進行を受けて、直近は小幅に上昇したが、1年前のほぼ半値の水準だ。今夏の需要期と比べると、3割ほど安い。