宮崎・延岡市の養鶏場で簡易検査で鳥インフル陽性反応
宮崎県は12月15日、延岡市北川町の養鶏場で飼育している鶏から簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たと明らかにした。県は15日夜、防疫対策本部会議を開き、この養鶏場の飼育鶏を隔離し、周辺農場に対し移動の自粛を要請した。
県畜産新生推進局によると、この養鶏場では約4000羽を飼育。14日に10羽の鶏が死に、農協職員が簡易検査をしたが、陽性反応はなかった。しかし、15日にも新たに16羽が死に、そのうち3羽と生きている2羽を延岡家畜保健衛生所に送って検査したところ、死んだ3羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出た。確定検査で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されれば、発生農場では全羽が殺処分され、半径10㌔以内で鳥の移動が制限される。