14年分路線価 大阪府6年ぶりに上昇 再開発が牽引
国税庁が7月1日発表した2014年分の路線価(1月1日現在)は、大阪府(0.3%)など8都府県で6年ぶりに上昇した。病院、買い物など生活上の利便性重視で都心回帰の進む大阪市内ではマンション販売が好調で、新たな再開発事業が路線価上昇の一段の牽引役となっている。北浜地区(大阪市中央区)では、分譲マンションの販売が好調だ。不動産経済研究所(東京)によると、1~5月に同区で売り出された分譲マンションの契約率は80.7%で、好調の目安とされる70%を大きく上回っている。また、再開発事業として際立ったあべのハルカスにより、阿倍野区阿倍野筋1丁目あべの筋では前年(35.1%)に続き、20.8%上昇したのが目を引いた。