大阪府・市 カジノ法案の今国会での成立を期待

大阪府・市  カジノ法案の今国会での成立を期待

政府・自民党はカジノを中心とした統合型『リゾートを推進する法案の今国会での成立を目指す方針だ。安倍政権が掲げる成長戦略の進展を強調する狙いで、採決に慎重な公明党との調整がカギとなる。

このカジノを中心とした統合型リゾート法案の成立に、いまどの自治体よりも熱い視線を送っていると思われるのが大阪府・市だ。大阪府・市は松井知事、橋下市長がカジノ誘致を、関西復権に向けた成長戦略の一つに挙げ、大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」への誘致に大きな期待を寄せている。

統合型リゾート推進法案(カジノ法案)は自民党、維新の党、生活の党などの有志による議員連盟が提出し、先の通常国会から継続審議となっている。法案は施行後1年以内にカジノ実現のために必要なルールを定めた関連法の整備を進めるよう政府に求めている。このため、カジノ法案が施行すればすぐに解禁できるといううわけではない。同法案の施行後に政府が提出する関連法案の成立が必要となる。