食用油 業務用卸価格は2年ぶり上昇 家庭用は交渉難航
飲食店や惣菜店が使う食用油が2年ぶりに値上がりした。業務用の卸価格は大豆油や菜種油が前月比100円(2.7%)上昇し、1缶(16.5㌔)当たり3850円(中心値)となった。2014年2月以来の高値だ。製油各社は1月から、円安・ドルによる原料調達費の増加を理由とした値上げを進めていたが、需要家に一部受け入れられた。一方、スーパーなどで販売され、一般家庭で使用される食用油の値上げ交渉は難航している。製油各社は4月以降の一段の値上げを発表しているが、需要家の反応は鈍い。