チリ産銀ザケの卸価格2~3割安 生産増で荷余り感

チリ産銀ザケの卸価格2~3割安  生産増で荷余り感

銀ザケの卸価格の下落が進行している。輸入物の主産地であるチリでの生産増で、荷余り感が強まっているためだ。銀ザケの下落が、他の輸入冷凍魚の相場に影響を与えるとの声もあったが、今のところ波及していない。チリ産銀ザケの国内卸価格は1㌔600円前後で、前年同期と比べると2~3割安い。2012年から続いた高値の反動で、需要が減少している。チリ産の今シーズン(2014年7月~15年6月)の生産量は1割程度増え、輸入量も2~3割増えるとみられている。また、小売店では1切れ100円以下の特売がみられるようになった。