豪州産牛肉3月輸入2割増 EPA発効で関税引き下げ効果
オーストラリア産牛肉の輸入が拡大している。3月の輸入量は前年同期比2割以上多く、スーパーなどで取り扱いが増えている。日本・豪州両政府による経済連携協定(FPA)が1月に発効し、関税引き下げ効果が出ている。店頭では特売も目立ってきた。
豪州政府によると、3月の牛肉の対日輸出は前年同月比24%増の2万8074㌧だった。1、2月は前年を下回っていた。スーパーでステーキ用などとして販売される冷蔵品は前年同月比23%増の1万3276㌧、加工食品の原料などになる冷凍品が25%増の1万4798㌧となった。