JR東日本が沿線地産品の振興 6次産業化へ取り組み
JR東日本は沿線地域の地産品の販路を拡大するため、6次産業化に向けた取り組みを加速している。その一環として、1次産業である農業に参入。太陽光利用型植物工場でトマトを生産する先進的な地域の農家と提携し、今夏にも福島県でトマトの栽培に着手する。2016年春にも栽培を始め、夏には最初のトマトを収穫する。年間の生産量は600㌧を計画している。JR東日本ではグループ会社などを通じて、生産から流通、販売まで一貫して取り組み、地域活性化や農業人材の育成につなげる。
JR東日本は14年9月、福島の農業法人「とまとランドいわき」と共同出資し、「JRとまとランドいわきファーム」を設立。とまとランドいわきは、オランダ型の太陽光利用型の植物工場をいち早く導入しトマトを生産。単位面積当たりの生産量では日本でもトップクラスを誇る。共同出資の新法人には、とまとランドいわき以外の農家から5人が出資している。