13年漁業・養殖業の国内生産2%減の479万㌧
政府は5月22日、2014年度の「水産白書(水産の動向)」を閣議決定した。13年の漁業・養殖業の国内生産は12年に比べて2%減少し、479万㌧になった。84年をピークに減少傾向が続いており、歯止めがかかっていない。
白書では「資源量の変動だけでなく、温暖化など環境変動による漁場の変化が大きな要因」と指摘。漁業経営体の減少も影響しているという。14年の漁業就業者数は17万3030人で、前年比4%減少。一方、新規就業者数は減少傾向から持ち直した08年以降、ほぼ横ばいで推移し、13年は1790人だった。