堺に今秋、伝統の「刃物職人養成道場」発足

堺に今秋、伝統の「刃物職人養成道場」発足

堺市産業振興センター(堺市北区)が今秋、次世代を担う職人を養成する「堺刃物職人養成道場」を発足させる。
堺市の刃物といえば400年超の伝統がある。プロの職人が1年かけ若者に刃物製造の基礎と実技を伝授。終了後はぜひ市内で職人として働いて、との期待も込めている。
鋼から刃をつくる「鍛冶(かじ)」と、刃を研ぐ「刃付(はつけ)」の分業制による伝統的な製法で製造される包丁は、「堺打刃物(さかいうちはもの)」と呼ばれる。16世紀にポルトガルから伝来したタバコの葉を刻んだのが始まりとされ、全国の高級料亭でも愛用されている。