早場米3年ぶりに値上がり 宮崎産コシヒカリ4%高

早場米3年ぶりに値上がり 宮崎県コシヒカリ4%高

九州で収穫が始まった2015年産の早場米が、3年ぶりに値上がりした。代表銘柄の宮崎産コシヒカリの卸向け販売価格は前年比4%高い。コメ価格の下落が続き、経営環境が厳しくなった生産者や自民党の意向を受け、JAグループが価格を引き上げた。店頭価格にも波及しそうだ。
JA宮崎経済連の卸向けの定価(相対販売基準価格)は、宮崎産コシヒカリが60㌔1万5000円(消費税抜き)となった。前年同時期の14年産米と比べ600円(4.2%)高い。早場米の中で流通量が多い宮崎産コシヒカリの価格は、その年の新米価格の先行指標として注目度が高い。