宮崎産コシヒカリ5%高 15年新米やや高め
2015年の新米商戦が始まった。首都圏や関西圏のスーパーに並び始めた九州産の早場米の店頭価格は、前年と比べるとやや高めだ。産地が出荷価格を3年ぶりに引き上げたのが影響した。政府は主食用米の供給を減らすため飼料米への転作を推進しており、コメの値下がりに歯止めがかかった。
代表的な早場米の宮崎産コシヒカリの店頭価格は5㌔1680~1880円(消費税抜き)が中心。前年同期の14年産米と比べ100円」(約5%)高い。JAグループは生産者の手取りを増やす狙いで、卸向け販売価格を前年比4%高の60㌔1万5000円に設定した。