ブランド確立へ甘いミカンだけ出荷 和歌山県
ミカン収穫量11年連続全国一の和歌山県は9月から、生食用では糖度が一定以上のものしか出荷を認めないことを決めた。品質を保証し、価格でもトップを目指す。
基準未満の場合はジュースなどの加工用に回すよう求める。加工用の価格は生食用の約20分の1のため、県と農家、JA の3社が資金を積み立て、加工用に出荷した農家に差額の一部を助成する。
県は「出荷量を減らしてでも甘いミカンだけを売りたい」とし、ブランド確立へ違反者には補助金を止めるなどのペナルティーを科す姿勢だ。