タコ 在庫薄の懸念 小型サイズの水揚げ振るわず

タコ 在庫薄の懸念 小型サイズの水揚げ振るわず

タコの卸価格に先高観が出てきた。日本で主に出回るアフリカ産が、ほぼ終了した夏の漁期に水揚げが振るわなかったためだ。とくに国内で需要のある小型サイズが少ない。海外でもタコの需要が拡大しており、買い付け競争は激化している。年末の需要期を控え、在庫薄を懸念する声も出てきた。
日本国内で好まれるマダコの主な産地であるモロッコ、モーリタニアの夏の漁は10月中に終わる。これまでの漁獲量は想定の7割程度にとどまったとみられている。