和食ブームで堺刃物の英語版ネットショップ開設

和食ブームで堺刃物の英語版ネットショップ開設

世界的な和食ブームを受け、米国など海外で人気を集めている堺刃物の海外販売向けインターネットショップ「SAKAIKNIFE.com」が12月1日、開設された。
堺市内の約200点を出品。ショップのサイトは英語で書かれ、ナレーション付きの動画や写真をふんだんに使って紹介するなど、日本の伝統技術を分かりやすく解説している。
堺市産業振興センターによる大阪税関の貿易統計のまとめによると、堺市産を含む包丁の米国への輸出額は平成21年の2900万円から、26年には約4億5500万円まで伸びている。すしや刺し身など和食ブームを受け、海外の料理人らが本格的な和包丁を求めるようになったためで、今後も海外販売の伸びが見込まれる。価格は10万円を超えるものもあるが、1万~3万円が主流。