ノーベル賞晩さん会 「メニューに日本食の哲学」
今年のノーベル賞晩さん会は12月10日、ノーベル賞受賞者はじめ王室や外交関係者ら大勢のゲストが招かれ1300人以上が参加する。
今回のシェフと装飾の責任者はいずれも日本で学んだり仕事をした経験があり、日本文化に造詣が深い。 メニューをつくったシェフはサヤン・イサクソンさん(41)。タイ生まれのスウェーデン人だ。かつて日本ですしを習ったこともある日本びいきだ。
そのため「日本食はシンプル。コメでも魚でも日本人は食材に敬意を払う。今回のメニューづくりでは日本食の哲学を大いに参考にした」としている。
市庁舎最大の広間には60以上のテーブルの上に7000の陶器と5400のグラス、1万の銀器が並ぶ。テーブルクロスの総延長は500㍍。260人が給仕をし、厨房では40人以上のシェフが腕を振るう。