農業特区指定の兵庫・養父市で区域会議初会合
国家戦略特区の農業特区に指定された兵庫県養父市で7月23日、政府、自治体、事業者の代表らが出席して区域会議の初会合が開かれた。具体的な事業内容や実施地域などを盛り込んだ計画素案をまとめた。
同特区では9事業者が選定された。今後、農業生産法人の設立を通じた有機野菜などの栽培や農産物の加工、古民家を生かした宿泊施設の整備などを順次始める見通しだ。初会合に出席した新藤義孝総務相は「養父市は準備が早く進んでおり、早期の事業家をバックアップしたい」と話し、次回会合で計画を決定し、秋には事業着手する方針を表明した。
養父市は特区を通じて企業など新たな農業の担い手を呼び込み、市内農地の約1割、230㌶の耕作放棄地の解消を目指す。