盛大に道頓堀川で船渡御 難波八阪神社 夏祭宵宮祭

盛大に道頓堀川で船渡御 難波八阪神社 夏祭宵宮祭

難波八阪神社(大阪市浪速区)の夏祭宵宮祭「道頓堀川船渡御」が7月13日夜、大阪・ミナミを流れる道頓堀川で盛大に執り行われた。
御神霊を乗せた鳳輦(ほうれん)船を中心とする渡御船団約20隻が川面を行き交い、夏の伝統行事を彩った。奉仕者約600人が各船に分乗し、両岸から多くの市民や観光・見物客が見守る中、日本橋、日吉橋の間を往来。鳳輦船が厳かに巡航し、手漕ぎ船「どんどこ船」も登場。かねや太鼓でにぎやかに祭りを盛り上げた。
江戸時代は大阪天満宮の天神祭と並ぶほどの大規模な船渡御だったが、江戸中期以降途絶したと伝わる。長い中断を経て2001年、氏子崇敬者や地元関係者の復活への熱意が実を結び、約230年ぶりに船渡御が蘇った。今回が16回目。