「獺祭」の旭酒造 酒米栽培に農業クラウド導入
人気に比して、酒米の制約から恒常的に品薄が続く日本酒「獺祭(だっさい)」を製造する旭酒造(山口県岩国市)は、原料米の山田錦を安定調達するため、富士通と組み、山口県内の山田錦を栽培する2つの契約農家に農業クラウド(「Akisai(秋彩)」)を導入した。
日々の作業実績や生育状況をクラウドで管理。どんな農薬・肥料を使ったか、イネの丈や茎の数どれくらいあるか、さらに温湿度や工場の水分などを圃場のセンサーでデータ取得し、蓄積。これを生産者間で共有する。
こうしたデータ活用により、現在全国で30万俵の山田錦の生産量を、将来的に倍増を目指す。