通天閣 大地震に備え10月から免震改修工事
大阪・新世界の通天閣を運営する通天閣観光(大阪市)は7月3日、南海トラフ巨大地震などの強い揺れに備えるため、10月から通天閣で免新改修工事を実施すると発表した。タワーの4本の脚にゴムを使った免新装置を組み入れ、地震の揺れを吸収する。
工事期間中も展望台などの営業は続け、2015年6月末までに工事を完了する計画。タワー部分の補強などの工法も検討したが、外観がほとんど変わらない免震改修を採用した。設計・施工を担当する竹中工務店によると、展望タワーに免震改修工事を実施するのは、世界でも類をみないという。