13年度の食料自給率39% 小麦・大豆生産減る
農林水産省は8月5日、2013年度のカロリーベースの食料自給率が4年連続で39%になったと発表した。国内産のコメの需要は増えたが、小麦と大豆の生産量が減ったため、自給率は変わらなかった。政府は自給率向上を目指しているが、過去最低に近い水準から抜け出せなかった。
品目別の自給率はコメが97%、小麦が12%、大豆が23%、牛や豚の肉などの畜産物が16%、魚介類が64%、野菜が76%、果実が34%だった。いずれの品目も自給率に大きな変化はなかった。
農水省は自給率を20年度に50%にする目標を立てているが、達成は絶望的とみており、今秋から目標を引き下げる議論を本格的に始める方針だ。