米国産ソバ2割高 そば値上げ広がる可能性
2015年産の米国産ソバの日本向け価格は前年度と比べ2割高で決まった。為替の円安・ドル高が押し上げ要因となった。現地の生産者がソバの栽培を減らしている中、日本側が数量確保を優先したことも影響した。主力調達先の中国産も栽培農家の減少で高値が続いており、そばの値上げの動きが広がる可能性がある。15年米国産の日本製粉会社向け価格は45㌔7000~7500円が中心となり、前年産(同6000円強)から1000円程度上がった。値上がりは2年連続で、米国産の輸入が本格化した1980年以降で最高値とみられる。